悪タイプ統一最強決定戦 おいかぜパオケンキ

常守です。シングルバトルの仲間大会「悪タイプ統一最強決定戦」に参加したレポートをまとめます。随所に悪タイプの活躍が目立つ今作ですが、この特殊レギュレーション下でどれだけのポテンシャルを発揮できるか楽しみです。

レギュレーション

・最大対戦数15回

・総合時間20分 持ち時間7分

・禁伝・幻以外の悪タイプポケモン全て

・HOME解禁に伴う追加ポケモンも参加可能

・準伝(ウーラオス含む)とパラドックスポケモンは合計2匹まで

構築経緯

今大会を考察したところ以下のポケモンたちが使用率上位に名を連ねると予想しました。

つららおとし/せいなるつるぎ/テラバースト/+α

きゅうけつ/であいがしら/かかとおとし/カウンターorとびかかる

ウルクラッシュ/ドレインパンチ/ビルドアップ/リフレクターorひかりのかべ

 

この3体を中心にディンルー、イーユイ、ウーラオス、ヒスイダイケンキ辺りをトップメタと仮定して構築作りを始めます。

ラスタル後のパオジアンに勝てる見込みがあるパオジアン、エクスレッグのであいがしらとタスキカウンターの線を同時に消せるアローラペルシアンを採用。

イーユイ受けにチョッキヒスイダイケンキ、格闘技を受けるためにハリーマン、テラスタル込みで両受け性能がありハリーマンを突破できるディンルーを補完としました。タイプ統一してるのに補完がどうこうはおかしいですが。

ここまでオーロンゲに対する明確な対策が用意できておらず、またパオジアンミラーによる同速勝負を回避できない点が気になりました。そこでオーロンゲ含む積みアタッカーを雨下ヒスイダイケンキで無理矢理突破するためのあまごいと、後続のパオジアンへ素早さ操作としておいかぜを使えるヤミカラスをラストピースとして採用し構築完成としました。

個体詳細

パオジアン

174(148)-189(252+)-101(4)-x-86(4)-168(100)

S:最速100族抜き、おいかぜ下で最速スカーフパオジアン(307)抜き

一貫するせいなるつるぎを強化するためA特化、更につるぎのまいを採用しています。

相手にパオジアンがいる場合はヤミカラスとセットで選出するため、タスキではなくテラス込みで確定数をずらせるオボンのみを持たせました。タスキ潰しの動きにつるぎのまいを合わせてテラスしながら切り返せるよう立ち回ります。

初めてシングル用に育成してみましたが、このポケモンにシングルバトルさせたらいけないレベルで高スペックでした。強い。

ディンルー

247(132)-172(212+)-156(84)-x-109(68)-67(12)

HB:A189オーロンゲのソウルクラッシュを確定3発耐え

HD:C205イーユイのメガネオーバーヒート確定耐え

S:4振りディンルー抜き

調整が思いつかなかったのでダブルの個体を流用。妖テラスが多そうなのでヘビーボンバー、いかくサイクル対策ですなじごくを採用しています。

強いけどこの大会で水テラスはちょっと違うかな、という印象でした。シングルでは妖テラスが多いようで対戦したディンルーは全て妖テラバーストを撃ち込んできました。持ち物はたべのこしよりピンチベリーのほうがよかったです。

ヒスイダイケンキ

197(252)-155(100+)-100-x-105(158)-105

A:殆どのディンルーに対してシェルブレードで高乱数(90%以上)2発ぐらい

雨下の高火力を押し付けるため水テラス。チョッキは半信半疑での採用でしたが、フルアタ構成になりやすいポケモンのため窮屈さは感じられませんでした。イーユイとサザンドラに後出しして交代を強制する動きが強かったです。

雨下の水テラスシェルブレードは凄まじい火力を叩き出しますが、相手のテラス権が残っている場合即座に崩れるためあくまでプチロマン戦術でしかないです。

ハリーマン

192(252)-177(204+)-121(48)-x-85-106(4)

A:無振りヒスイダイケンキに対して草テラバーストで乱数1発(81.25%)

S:ミラー意識の4振り

今回の諸説ポケモンです。絶対HBでよかった。鋼に有効打がない、普通にちょうはつされまくる、対して場持ちしないと散々な結果に終わってしまいました。

でも対戦相手のハリーマンはめちゃくちゃ強かったです。ミステリー。

アローラペルシアン

172(252)-80-123(252+)-x-86(4)-135

とりあえずのねこだましすてゼリフで一定のゲームメイクができるようにしました。じゃれつくもそこそこ火力があります。

他にちょうはつ要員がいないためかなり無理をさせる動きが目立ちました。くさわけ後のアラブルタケを止められない致命的な欠陥があります。

ヤミカラス

167(252)-x-103(252+)-x-63(4)-111

パオジアンかヒスイダイケンキを引き連れて場を整えます。先発ではなくダイケンキorハリーマンで交代を促し裏から出します。ナイトヘッドの削りが意外と大きく、シェルブレードの確定圏まで押し込める点が優秀でした。

ほろびのうたはテラスを切った耐久型に使います。誇張抜きでハリーマンより活躍しました。

 

終わりに

戦績 5勝10敗 67位 レート1444.811

 

負けすぎです。ハリーマンの型を変えるかマスカーニャを採用するべきでした。それと対策されまくるからという理由で不採用にしたエクスレッグですが、対策されてても強かったです。逆張りはやめよう。